『グラディエーターII』キャストがリドリー・スコット監督をベタ褒め

ポール・メスカルが、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』はリドリー・スコット監督の作品の中でも最高傑作のひとつだと評した。

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オスカー 受賞作『グラディエーター』(2000)の続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のスクリーニングイベントで、主演の ポール・メスカル や デンゼル・ワシントン 、コニー・ニールセンらが名匠 リドリー・スコット を称賛した。24年の月日を経て描かれる最新作では、ローマ帝国が栄華を誇った時代を舞台に、暴君の圧政によって自由を奪われたルシアス(ポール・メスカル)が、グラディエーター(剣闘士)としてコロッセウム(円形闘技場)で帝国への復讐を果たす様が描かれる。 スコット監督と『アメリカン・ギャングスター』(2007)でもタッグを組んだデンゼル・ワシントンは、本作に出演した理由を「リドリーの作品、『グラディエーター』だ。だからイエスと言った」と認め、こう語る。「彼がローマを作り上げてくれたから、私たちは衣装を着て、話すだけで良かった。自由にできた。楽しかったよ。あとは装具を身につけてやるだけだ。衣装を着てリングをはめた。さあやるぞ、という感じだった」 本作の冒頭、ローマ軍の戦艦が大挙して北アフリカに押し寄せるシーンが登場するが、ポールによると、撮影は9日間にも及んだという。彼は「こんなことをできる監督をほかに知らない」と称えり。また前作に続き、ルッシラを演じたコニーは、スコット監督がさらに進化したと明かす。「25年前には3時間かけてセットアップしていたものを、今回は20分で完成させていました。3000人のエキストラと数えきれないほどの乗り物を使う、ものすごく手のかかる準備だったのに。信じられないほど速かった」 スクリーニングイベントには、パラマウント・ピクチャーズの共同最高経営責任者ブライアン・ロビンスや俳優のショーレ・アグダシュルー、トニー・レヴォロリ、デビー・アレン、 レベル・ウィルソン 、ビル・プルマン、 ケイシー・アフレック 、パトリック・スチュワートらも参加していたそうだ。初めて大作映画の主演を飾ったポールは、注目の高さに圧倒されながら、こう語っている。 「本作は、前作『グラディエーター』の強い誇りと名誉を称え、そのレガシーを受け継いでいると思う。リドリー・スコットにしか作れない作品です。友人として、また崇拝する者として、個人的には、最近の彼の作品の中で最高傑作のひとつだと思います」 Text: Tae Terai READ MORE ・ ホアキン・フェニックス、『グラディエーター』降板を申し出てラッセル・クロウに叱責された ・ リドリー・スコット、映画『ナポレオン』を自ら司令官のように撮影した ・ ホアキン・フェニックス、『ナポレオン』撮影直前まで何をすべきか理解できていなかった ・VOGUEエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録.