ミニマル派必見。“クワイエット・ラグジュアリー”を体現する、コペンハーゲン発のブランド「BIRROT」の魅力(Masayo Ugawa)

シンプルで上質なワードローブを展開する、コペンハーゲン発の「BIRROT(ビロット)」。韓国とデンマークのカルチャーとDNAが融合したクリーンで洗練されたコレクションには、袖を通すとより一層欲しくなる魅力がたっぷり詰まったアイテムばかり。

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BIRROT(ビロット) は、2018年にデンマーク・ コペンハーゲン で2名のデザイナー、キム・キョンミンとホン・セヨンによって設立されたブランド。スカンジナビアのミニマリズムと 韓国 の伝統的なシルエットの融合を提案し、二つの カルチャー のバランスと価値がどのように互いに影響しあってきたかを探求し、 デザイン に落とし込んでいます。 発表されたばかりの2025年春夏コレクションのテーマは「SPREAD SILK ON MY HEART」。70年代後半から80年代初めに韓国で活躍したロックバンドSanullim(サヌリム)の楽曲「SPREAD SILK ON MYHEART」にインスパイアされたという4色のカラーパレットと、多様なシルエットが特徴。 これまで無地をベースにアイテムを展開してきたBIRROTですが、本コレクションで唯一取り入れたというのがレオパード柄。軽やかなナイロン素材が使用されていて、ツヤッとした質感とコンパクトなフォルムも相まって派手さはありつつもモダンな印象に。これなら私もトライできるかも...

とウィッシュリスト上位にランクイン。 ドロップショルダーのこちらのトップも個人的大ヒット。涼しげで快活なさらっとしたテクスチャーと、このまた透けそうで透けない絶妙な厚みも◎。BIRROT初の デニム アイテムのミディ丈 スカート との相性も抜群。白に近い色合いのウォッシュドデニムも、オシャレの幅をグッと広げてくれそう。 イチョウの葉っぱを連想させるフォルムのトップもチェック。肩が強調されるかと思いきや、着ると裾が傘のように広がり肩幅もウエストも細く見せる嬉しいデザイン。 パンツ と セットアップ で着ると、上品だけどフォーマルすぎない、モダンな大人のデイリースタイルとして活躍してくれそう。とにかくこのパンツのシルエットも美しく、着心地も最高で欲しいが止まりません...



! ベアトップのセットアップも見逃せません。ペンシルシルエットのクリーンなデザインには、ルックのようにシャープなポインテッドトゥの シューズ やグローブで、レディに味付けして着こなしたい。深みのある赤なら、パンツを選んでスタイリッシュ& モード に仕上がりパッと目を引く装いに。ちょっとしたイベントでも華やかにキマって重宝しそう。 クワイエット・ラグジュアリーの風潮はまだまだ続く予感。ミニマル愛好家の皆さんも、新たなスタイルにトライしたい人も要チェックのブランドです。.