ルイ・ヴィトンが新作「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」を発表。アイコニックなモチーフがファインジュエリーに

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)から、アイコニックなダミエ・パターンをモチーフにした新作ファインジュエリーコレクション「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」が登場。極上の着け心地を追求した12種のアイテムは、10月18日(金)に発売予定。

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1888年に誕生した ルイ・ヴィトン ( LOUIS VUITTON )のアイコニックなダミエ・パターンを、ファイン ジュエリー として再解釈したらどうなるだろう? その答えは、メゾンの新作「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」にある。今やメゾンを象徴するモチーフをダイヤモンドで表現した リング 、ネックレス、ブレスレット、ピアスなどの12種からなるコンテンポラリーなラインナップについて、ウォッチ&ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターである フランチェスカ・アムフィテアトロフ は「世代や性別を超越するもので、モダンジュエリーのあるべき姿を体現しています」と熱心に語り始める。 インスピレーション源となったのは、「 テニス ブレスレット」という名の由来にもなった1978年の全米オープンでのエピソードで、クリス・エバート選手が身につけていたダイヤモンドブレスレットが手首から外れてしまい、それが見つかるまで試合が中断されたというものだ。「クラシックなテニスブレスレットの動きを再構築し、肌と一体化するようなモダンな作品を作りたかったのです」とアムフィテアトロフ。ファインジュエリーの伝統的な規範を覆す先駆者である彼女は、この長年にわたり愛されてきたタイムレスなジュエリーの可能性を押し広げようと考えた。 イエローゴールドとホワイトゴールドで展開されるテニスブレスレットには、2列にセッティングされたダイヤモンドが煌めく。その精巧な作りは驚くにはあたらないが、まるでセカンドスキンのように手首にぴったりとフィットするしなやかな着け心地は他に類を見ない。アムフィテアトロフは、「この可憐なクラシックピースを、モダンで日常的に、そして ジェンダーレス かつエッジの効いたエイジレスなジュエリーに変身させました。肌身離さず纏いたくなるものです」と説明する。 デザインの連続性やそのスタイリングを見るに、デイリーに身につけられるというコンセプトがコレクション全体に落とし込まれているのは明らかだ。リングは新しいエタニティバンドとして垂涎の的となるであろう洗練されたデザインで、ダイヤモンドを2列に配したものと、4列に配したものと2つの異なるスタイルが揃う。また、細身のイエローゴールドのチェーンと組み合わされたラウンドペンダントのほか、一見するとシンプルなフープピアスにも、ダミエ・モチーフを想起させるスタイルでダイヤモンドがセットされている。しかしアムフィテアトロフは、ダイヤモンドだけが主役ではないと強調する。 「パターンこそが、このコレクションの魅力です。もしルイ・ヴィトンが今生きていたら、1888年に発表した作品がゴールドとダイヤモンドのジュエリーになったことを誇りに思うでしょう。ダミエ・パターンの絶え間ない連続性を、こうして肌に纏うことができるのです。いつまでも手もとに置いておくことができる、モダンかつクラシックな仕上がりとなりました」 その卓越したクラフツマンシップからも見て取れるように、この新作は時代を超えて受け継がれるヘリテージジュエリーとなるに違いない。しかし、これらのアイテムはセンシュアルであると同時にカジュアルでもあり、誰にでも似合うものだとアムフィテアトロフはアピールする。おすすめの身につけ方を尋ねると、彼女はこう提案してくれた。「しなやかなラインは官能的で、肌に触れたときの感触も最高です。重ねづけしたり、色の違うゴールドやサイズの違うものをミックスするのもいいでしょう」 伝統に閉ざされがちなファインジュエリー界に新たな風を吹き込む、現代的でインクルーシブなアプローチによって生まれた「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」について、「新時代のクリエイション」だと表現するアムフィテアトロフ。「確かにモダンなコレクションではありますが、一生をともにすることができるものです」 「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」は2024年10月18日(金)発売予定。 Text: Funmi Fetto Photos : Courtesy of Louis Vuitton Adaptation: Motoko Fujita From VOGUE.CO.UK.